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■良い家とは何か?②
「良い家」についての基本的な定義とまでは行きませんでしたが、大切な要点をいくつか項目出しいたしました。
自分にとっての「良い家」が何なのかがわからずして家づくりを進めることはある意味危険性を感じます。
さて、前回「民家」という切り口から「良い家」を探ると申し上げました。
そこで、触れていってみたいと思います。
ここ数年、民家再生が俄かにブームとなっています。
費用だけいえば、新築よりも出費を覚悟しなければなりません。
ですから、民家をリフォームすれば目先の費用が少なくて済むと考えて民家再生を決意する人などいないはずです。
実際に民家再生にチャレンジする人は希少でしょうが、見学会を開催すると人が押し寄せます。
これぞ行列の出来る民家再生見学会という話になります。
なぜなんでしょう?
実は、ここに大きな「良い家」を手に入れる大切な何かが潜んでいるはずです。
おそらく潜在的な憧れのような価値感と本質的なものへの敬愛が行動させるエネルギー源でしょう。
前回の「良い家」の要因を思い出してください。
・強い家で、いつまでも美しいと思える家。
・資産価値があって、それが愛情を持ちながら維持される家。
・家族が豊かで楽しく健全に暮らしを育める家。
いかがでしょうか?
この文内に「民家」への敬愛のポイントがあることにお気づきになったのではないでしょうか。
実にすべての要素が「民家」には包含されていたのです。
無意識に人々は、DNAに刻まれたであろう琴線に触れる「何か」があることに気づきます。
もう一つ「民家」でなければ感じ取れない重要な要素があります。
それは、強烈な古さです。
地域の気候風土の中で修練されてきたトラディショナルなデザインとでもいいましょうか。
ビンテージ物だから価値を感じる「古さ」。
一過性の流行にありがちな単に新しく奇をてらったデザインや色彩からは感じ取れない深く胸を締め付ける味わいという美。
{ビンテージハウス=民家}
「良い家」を考える原点に「民家」があります。
日本の歴史が選び上げてきた絶対的なデザインや色彩の魅力と時代をしっかりと生きながらえる構造。
まずは、本物だけが持ち得る絶対的な価値を持つ「民家」を家づくりの出発点に据えることこそが、大きな間違いや後悔を伴わない住まい造りに繋がることを念頭に置いてみることをお勧めしたいのです。
それでは、次回は「間違った家づくり」を具体的に書いていきたいと思います。
そのことにより、今まで気づかなかったこと見えていなかったダークサイドの部分や理由を知ることで自分なりの良い住まいづくりが見えるはずです。








