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■ 賢い家づくりの正体(4)
【ここを知らなければ、絶対住宅は長持ちしない】
①家を長寿命化させる考え方
住宅の寿命を長くすることは大変なことだ。今までの家づくりの捕らえ方やつくり方では根本的に長寿命化などできない。
こういういい方は過激的だととられてしまうかもしれない。
しかし、別に何かに恨みがあるわけでもない。
熱があるわけでも、冷静さを欠いているわけでもない。
ただ、従来のオブラートに包んだ「長寿命な家づくり」の話では絶対に理解されないのは明らかだ。魔法の杖を持つ住宅メーカーしか長寿命な家をつくれないと言わんばかりの話になるからだ。
今まで、ここの部分はブラックボックスとして業界は扱ってきたようにも思う。
だから、納得できるレベルの話を聞いたことが無いと思われるはずだ。
家を長寿命なものにする方法は、家のつくり方以上に考え方や捕らえ方にある。
もしかしたら、特別な工法や特別な素材が齎すなどと耳障りの良い話をする人もいるかもしれないが、これには気をつけて欲しい。
正直言って無責任な話だからだ。
私がこういうこと書くと変わり者扱いされ、煙たがられてしまうかもしれない。
これ以上読むことを拒絶してしまうかもしれない。
私自身に対して嫌な感覚を持つかもしれない。
しかし・・・・・
しかし、この話だけは抑えておいて欲しいのだ。
最後まで読むことで目からウロコと言わせるだけの自身のある話だからだ。
必ず「賢い家づくり」の正体が見えてくる話だからだ。
しかし、だからといって話が込み入っていて難しいわけではない。
むしろいたって簡単だ。
小学生もわかる位に超簡単な話なのだ。
事前にお断りしておかなければならないが、技術論やテクニック論の話は無い。
まったくそんな話は、煙に巻くための話に近いと思うからしてもしょうがない。
では、唐突ながらあなたに簡単な質問を1つさせて頂きたいと思う。
『 質 問 』
家づくりの金銭配分として200万円をキッチンに投入するとしよう。
また、同じように家を支える構造に200万円投入するとしよう。
さて、それぞれの寿命という点から考えて欲しいのだ。
それぞれの寿命は何年くらいだろうか?
そして、構造は「30年から50年」と答えたかもしれない。
では、簡単な計算をしてみたい。
<<キッチン>>
キッチンを無金利でローン返済したとして寿命が10年なら1年に20万円返済したことになる。
月割りならば1万6千円だ。
そして、10年後には同じようにキッチンを新しくする。
するとまた200万円を投資しなければならない。
どうしても経験上から水周りの設備機器の寿命は10年から長くても20年位で交換することが多い。
<<構造>>
同じように構造についてもむ金利でローン返済した計算をすると、寿命50年として1年に4万円の返済額だ。
1ヶ月なら3千円となる。
これが100年の寿命なら半額。
実は、ここでお伝えしたかったのは家の寿命といっても何を基準に考えるべきなのか?なのだ。
また、寿命の違うものの集合体が家ともいえるわけだから、本来家の寿命の考え方を変える必要があることが直ぐにお分かりになったと思う。
家の寿命をひとことで捉えて長短を語ってみても、それを考えても意味の無いことだ。
更に言えば、長寿命な家づくりをするということは寿命の相違を切り口にカテゴリー分けしてして考えなければならない。
「賢い家づくり」の考え方の一つは、寿命を軸に分類して家を捕らえなければならない。
だからといって、キッチンは交換できるが、構造は交換できない。
つまり、家の寿命は構造で決まると考えるのが正解であることがお分かりいただけたのではないか。
おいおい、そんな簡単なことわかるよ!とお叱りを頂くかもしれないが、意外とここが盲点なのだ。
そう考えると将来短命なキッチンに200万円の投資が賢明な投資といえるのだろうか?
構造にもっと投資した方が長寿命な家ができることに気づけば、家づくりの重要な部分が構造にあることもお分かりいただけるだろう。
この切り口からいうとカテゴリーの基準は、「変えられるモノ」と「変えられないモノ」ということになる。
家を超長寿命化するための条件として、構造は変えられないモノなのでしっかりとしたものにする。
そして、変えられるモノである内装材や住宅設備機器などは変えることを前提に選ぶことが賢い家づくりの条件になってくるといえる。








