コンセプト住宅 ノルウェーハウス

これは、ノーベル平和賞を受賞したノルウェーの“フリチョフ・ナンセン氏”のことばです。
フリチョフ・ナンセン氏は、自らの体験から行動する尊さと偉大なる価値を伝えています。
窪田建設は、フリチョフ・ナンセン氏の偉大なる教えを胸に、コンセプト住宅「ノルウェーハウス」をおつくりいたします。
フリチョフ・ナンセン(NORNOR Fridtjof Wedel-Jarlsberg Nansen, 1861年10月 - 1930年5月)
※探検家、クリスチャニア大学の動物学および海洋学の教授、駐英ノルウェー大使、国際連盟の難民高等弁務官
1889 明治22年 フリチョフ・ナンセンが、40日間をかけスキーでグリーンランド横断成功し、近代スキーの幕開け。
1893年 ナンセンは北極点遠征を行った。船に8年分の燃料と6年分の食糧を積み、12人の乗組員とともに6月24日にクリスチャニアを出港した。1895年3月にスキーで極点を目指すことに変更。しかし旅は難航し、1896年、運良くイギリスの探検隊に救助された。
1922年 戦争難民の帰国および飢餓難民救済活動の功績が認められ、ノーベル平和賞を受賞。
ノルウェーハウスというコンセプト住宅
~なぜ、ノルウェーハウスなのか?~
北欧ノルウェーとの関わりは不思議なことの連続でした。ノルウェーのリレハンメルで開催された冬季オリンピックの襷というご縁を1998年に引き継いだ長野県という偶然だけではなく、窪田秀徳社長は自らノルウェーに渡り、ノルウェーの建築家宅を訪問し、その建築家から「自然と共に生きるノルウェー人の豊かな暮らしとその暮らしを支える住まいの考え方」を学びました。また、ノルウェーの自然、建物、インテリア、デザイン、マテリアル、アート、民話などからも多くを学びました。この衝撃的な数々の学びは、行き場を失いつつあると感じていた私達や日本の成熟社会の正しい道を示唆する偉大なメッセージであっただけでなく、人にとって住宅が果たす役割の奥深さも学びました。その結果、コンセプト住宅として“ノルウェーハウス”を自社開発したのです。つまり、ノルウェーハウスは窪田建設の完全オリジナルブランドであり、想いを込めたひとつのコンセプト住宅なのです。
ノルウェーハウスの名前には“成熟社会の豊かで楽しい暮らしを実現できる健全性を求めたいという想いが込められています。
古くなるほど味わいという美しさが増し、愛情が深まる本物の住まいを目指しているのです。
~ノルウェーハウスは輸入住宅なのか?~
ノルウェーハウスは、一般的な輸入住宅ではありません。なぜなら、長い歴史と特有の気候風土や文化のある日本に馴染むはずがないと考えているからです。
窪田建設は、北欧ノルウェーの先進的成熟社会を豊かに生きるライフスタイルの中から学び、日本の木の住まいとして日本とノルウェーの民家との融合を目指した住まいであり一般的にいわれる輸入住宅とは異なる住まいだと考えています。
~ノルウェーの建築の原点を見た~
プロの建築人集団として心を奪われたのは、12世紀頃に建てられたノルウェーの古い建築物「スターブ教会」が日本の建築伝統工法に近い木造軸組工法であったからです。不思議にも日本の伝統建築と同じ「太い柱(スターブ=柱)」「大きな梁」などで構成された建物であり、屋根までもが木を使っているところなども日本建築思想に通じるものが多いのです。
北欧ノルウェーと日本との不思議な接点がどこでどのように生まれ育まれたのかは解りません。しかし、異国とは思えない発想の建築工法に親しみを感じ、その迫力と穏やかさに心を奪われました。
・北欧の国「ノルウェー」の自然と文化
ノルウェーの国土の大きさは日本とほぼ同じで、人口は約460万人。国土の約80%といわれる山や森の中で、人々はとてもゆったり暮らしているという印象があります。日本と同じようにはっきりとした四季があり、夏は涼しく快適ですが、冬はとても寒く暗く厳しいといいます。また、冬のオーロラ、夏のミッドナイトサン(真夜中の太陽)、フィヨルドなど美しくダイナミックな自然環境に恵まれていることでも有名です。
ヴァイキング時代の木による優れた造船技術、古来の木造建築「スターブ教会」の存在、空港など近代的な大型建築や多くの住宅の構造、外壁に木が使われている点などは、日本の木の文化、匠の技と通じるものがあり参考になります。最近では、国をあげてデザインに関する活動を推進し、若手を中心に色々なジャンルで優れたデザイナー達が活躍しています。
・北欧の国「ノルウェー」から学ぶ、豊かさの本質
長く厳しい冬を快適に過ごしたい…ノルウェーの多くの人々がそう考え、住まいの環境を心地よくすることに強くこだわっているといいます。また、恵まれた自然環境や木の文化に上手に寄り添う素朴なライフスタイルには、私たちが忘れかけているかつての暮らしと重なる部分もあり、多くを学ぶことができます。例えば、寒い冬の後に咲く花は最高に鮮やかで美しいということ…彼らと私たちが共通の感性をもっている証です。
また、ノルウェーの人が理想としているのは、プール付きの豪邸に住むことでも、世界旅行することでも、オール電化の便利で快適で効率的な暮らしでもありません。むしろ人里はなれた森の中に簡素で素朴な「ヒュッタ(山小屋)」を所有し、何日もそこに暮らすことです。勿論、電気も水道もありません。不便な暮らしを望み楽しむことが喜びであり、ヒュッタ(山小屋)を所有した後には船も所有することだといいます。つまり彼らの理想とする暮らしには、人間が持ち続けていなければ成らない能動的に何かをし、それを楽しむ暮らしです。ノルウェー人の理想の暮らしから我々が学ぶべきものは、本当の豊かさの答えだと思います。
・北欧の国「ノルウェー」から学ぶ、シンプルで飽きのこないデザイン
ノルウェーに建ち並ぶ様々な伝統的建築物の美しさは、簡素で素朴な飽きのこないデザインにあるといえます。ノルウェーハウスの展示場も、日本とノルウェーのヴィンテージ民家との伝統的なデザインの融合うをコンセプトの一つとして掲げています。古い街並みや山並みと調和する形や色あい、流行に影響されないスタイル、未来の変化を受け入れる開放的で機能的なつくりなどノルウェーからの学びを大切にしています。
また、長く厳しい冬の暮らしの快適性を求める知恵や文化として、タペストリーなどには「葉」「動物」がよくモチーフとなって描かれています。これは、自然と共に生きる精神が生活に深く溶け込んでいる証拠ではないでしょうか。
・北欧の国「ノルウェー」から学ぶ、時が経つほど美しさと愛着が増す家
太く丈夫な無垢による現しの梁や柱が哀愁を誘うのです。伝統的な造形や色彩が景色に溶け込み、まるで一枚の絵画を思わせるのです。いつでも調達できる自然界から選んだ味わい深まる素材や巧妙に描かれた風雨という筆が加えた絶妙な傷跡なども、いずれヴィンテージとしての深い味わいへと変わります。
長き歴史が取捨選択し、地球上に残してきた価値ある家には、世界広しといえど共通した美しさがあります。謙虚ながらも強烈な存在感を放つ簡素で素朴で普遍的味わいのある住まいこそが唯一本物を語ることができるのだと思います。
本物には、ぬくもり、味わいがあります。自然素材には、住む人が歳を重ね使い続けることで、いい色艶、味を醸し出します。庭の植栽や古い家具とも次第に調和し、古びることによりますます表情が豊かになるのです。手を入れ愛情を注ぐことによって、住まいはさらに美しく長持ちしていきます。



